【施工管理への転職・就活を成功に導く志望動機】実例とNG例を紹介~解説付き~

 

こちらの記事では、施工管理への転職・就職に効果的な志望動機について詳しく解説しています。

 

近年、未経験で施工管理職へチャレンジできる企業が増えてきています。

そして、他の業界に比べて年収が高いことから稼ぎたい人達の間で人気です。

 

有難いことにベテランの施工管理者の定年などにより、他の業界に比べて有効求人倍率が高く、5.09倍

こちらは、「転職活動中の方1名に対して約5件の求人があるよ」という状況を示しています。

 

選べるほどの求人があるからこそ、自分の価値観に合った企業に入って施工管理の仕事をスタートできるチャンスです。

 

こちらの記事を読むことで、希望する会社にスムーズに入りやすくなるような転職活動のコツ、特に書類審査の肝である「志望動機」について事例を紹介します。

 

たくさん求人が出ていますが、人気の企業には人が集まります。

しっかり書類を仕上げて、最短ルートで内定を手に入れましょう。

 

施工管理の志望動機を作成するときのポイント

施工管理職での内定を目指すなら、「あなたがこれまでに経験したこと」を志望動機にしっかり反映することが大切です。

 

一概に「経験したこと」と言っても、アピールしやすいポイントは次の3つで大きく違います。

  1. 未経験で施工管理になる場合
  2. 施工管理経験者が同職種内で転職する場合
  3. 新卒で施工管理になる場合

 

それぞれにおいて、あなたの強みがしっかり伝わることとが一番大切です。

 

詳しく説明します。

 

未経験者が施工管理へ転職する場合

アピールポイント

未経験で施工管理へ転職を目指す場合、次の3つの要素の中でアピールできる経験があるなら積極的に強調しましょう。

 

 施工管理職で活躍しやすい人の特徴
  • コミュニケーション力
  • マネジメント経験

 

 続いて、経験があるとさらに良いもの
  • 事務経験

 

その企業に入りたい理由

応募先の企業や職種に興味をもったきっかけや理由を具体的に書きましょう。

 

例えば、ホームページや求人情報をしっかり見て、魅力を感じたところを書くのもおすすめの方法です。

 

第一志望ではない場合や似たコンセプトの会社がたくさんある場合などは、次のような視点で検討しましょう。

  • 研修制度が充実している
  • やりがいを感じている
  • 人の役に立ちたい

など、「この会社に行きたい」という意思が伝わることも大切です。

 

未経験で安定した雇用を実現している会社の特徴として、研修制度が充実している傾向があるためです。

 

経験者が施工管理へ転職する場合

アピールポイント

これまで、どのような施工管理経験があるか端的にお伝えしましょう。

また、それらの経験の中で「実績」がある場合はしっかり志望動機欄に書くのがおすすめです。

  • 〇〇の建築に携わった
  • 〇人規模で〇日間の工事の管理を行った
  • 〇〇管理(4~5大管理)の責任ある立場を担った

 

施工管理技士の資格について、次に該当する場合などは志望動機欄に書きましょう

  • 施工管理技士1級を取った
  • たくさんの施工管理技士の資格を取った
  • 短期間で施工管理技士の資格を取った
  • 資格をもっており、〇〇な工事の管理も行った

 

その企業に入りたい理由

同じ施工管理職からの転職を目指す場合、企業の採用担当者は「なぜ、今いる会社を辞めて、こちらの会社に来たいのか?」という疑問を持ちながら、書類審査を進めている可能性が高いです。

 

前の会社を辞める理由・辞めた理由について触れる場合は、ネガティブに伝わらないような表現を心がけましょう。

志望動機欄では、受ける会社を選んだ理由やあなたの強みを伝える点を優先してください。

 

前職を辞めた理由について触れなくても問題ありません。

その場合は、職務経歴書のほうに書きましょう

 

新卒で施工管理に就職する場合

アピールポイント

学生時代の経験から、施工管理の仕事が向いていそうと感じた理由に触れると良いでしょう。

 

例えば、次のような体験談があるとアピールに繋がります。

  • チームで何かをしたこと
  • 物づくり等の講座を学んだこと
  • 誰かから頼られたこと
  • 人の役に立ったこと

 

その企業に入りたい理由

新卒の場合は、受ける企業が就活イベント等を実施している場合は、ぜひ参加してみましょう。

 

入社前に会社に入ってみることが出来たり、入社している先輩の話を聞くことが出来たり、今しかできない経験があります。

 

それらの企業に触れるチャンスを活かして、そこで感じた「あなたの会社で働きたい」という気持ちをしっかり表現しましょう。

 

志望動機作成の基本

書類審査において職歴の次に重要視されているのが志望動機で、20%以上の企業が最重要項目として大切にしています。

 

特に、受ける会社でしか実現できない志望動機をお伝え出来ると、会社側の人は「自社にマッチした人だ!」と判断することが多いようです。

 

職種や募集内容について理解する

施工管理者の仕事が建築や建設工事の進捗を管理する職種であることを知っておきましょう。

 

ご存じの方も多いかもしれませんが、念のためお伝えすると次の5つが施工管理者が管理を行う項目です。

  • 品質管理
  • 原価管理
  • 工程管理
  • 安全管理
  • 環境管理

 

これらの専門的な管理項目について理解し、現場や設計士など関わる全ての方の業務について計画したり進捗管理を行う役割です。。

 

真摯に学ぶ姿勢や人と和やかにコミュニケーションを取れる人は、例え未経験で施工管理職に就いたとしても馴染みやすく、活躍しています。

 

自分の経験を端的に示す

これまでにお伝えしてきたように、ご自身の経験をしっかり振り返り、アピールできる点を志望動機欄に盛り込みましょう。

 

書けるなら、ぜひ書いた方が良い経験が次の3つです。

  1. 表彰されるなど分かりやすい実績
  2. 数値で表せる実績
  3. 成長が伝わるような実績

 

「なぜ、この会社を受けるのか」を丁寧に示す

ホームページや会社の説明資料などに一通り目を通しましょう。

 

先輩社員の紹介記事や動画などがある場合には、「どのような方々が入社しているか?」を確認するのもおすすめです。

 

その他、面接や面談で会社の方と接する機会に「自分と似たようなタイプの人達が多いな」もしくは「逆にちょっと合わないかもしれないな」など印象を感じた場合には、その感覚を大切にしましょう。

 

ただし、1名だけなど極少数だけをみて判断すると会社の雰囲気とは異なっている可能性もあります。

慎重に判断したり、迷うときにはとりあえず内定を取るところまでは進めてから悩むのが良いでしょう。

 

志望動機作成の注意点

志望動機で一番よいのはあなたの良さがしっかり伝わることです。

 

逆に注意しておきたいのは、志望動機欄を通じてあなたの印象がネガティブに伝わってしまうことです。

 

次の点に注意しましょう。

  • 他社の悪口を書かない
  • 待遇面のみにしか触れていない
  • 抽象的な内容になっている
  • 受け身すぎる表現になっている
  • ユーザー目線になっている

 

その他、書類作成の基本的なところで次の点についても確認しましょう。

  • 誤字がないか
  • 句読点の個数や位置がおかしくないか
  • 助詞がおかしくないか

 

通過実績あり!施工管理の志望動機例文5つとNG例

 

施工管理への転職に成功した社員の方の履歴書をもとに、通過実績のある「志望動機の例」についてご紹介します。

 

ぜひ、参考にしてみてください。

 

例文1(未経験者向け):活かせるスキルを強調する

私が貴社を志望した理由は、自分自身が担当した建物や施設が人の役に立つことにやりがいを感じたからです。

 

新卒でインテリア業界で営業として就職しました。建築業界で仕事をしてみて、建築の立案から完成まで幅広く携わる施工管理の仕事に興味をもち、施工管理への転職を決意しました。

 

研修と日々の業務を通して早く一人前になれるよう努力します。これまでに営業職で身につけたコミュニケーションスキルを社内外へ発揮し、貴社に大きく貢献したいと考えています。

 

例文2(未経験者向け):資格取得への意欲を伝える

私が貴社を志望した理由は、太陽光・通信設備・建築物等、幅広く建設事業を展開されており様々なプロジェクトに参加できるためです。

さまざまな業務を経験する中で人と人との繋がりを感じながら、皆で成果を上げるような仕事にチャレンジしたいと思っています。

 

私はこれまで、学校や病院などで事務の仕事に従事してきました。書類の丁寧さを褒められたり、学内や院内の方々から話しかけられたり相談されたりすることも多くありました。

 

貴社に入社しましたら、丁寧な書類作成やコミュニケーションを活かして施工管理者としてお役に立てるように精進致します。

更なるスキルアップを目指し、施工管理技士の資格取得にも積極的に取り組みます。

 

例文3(経験者向け):転職後に求めていることを伝える

私が貴社を志望した理由は、貴社は住宅設備を主力としているためです。

施工管理として、お客様にもっと近い立ち位置で深く関わる仕事をしたいと思い、志望しました。

 

これまでビル建設の施工管理に携わってきました。職人さんととても近い距離感で、ざっくばらんに密なコミュニケーションを取ることを大切にしています。

プロジェクトを複数完遂して、「お客様とより近い距離で仕事をしてみたい」という思いが強くなり転職を決意しました。

 

貴社に入社できましたら、お客様との対話を重視し、社内外において信頼してもらえる施工管理として貢献したいと思います。

 

例文4(経験者向け):資格取得を目指す

長年、住宅やビル建設の施工管理を務めていましたが、生活の基盤となるインフラ整備に携わりたいと考え、土木工事を手がける貴社を志望しました。

 

建築も生活や経済に欠かせないものですが、私はより大きな規模の工事に携わりたいと考えています。

 

また、ゆくゆくは土木施工管理技士の資格も取得する所存です。視野の広さ、数字への強さを活かし、貴社に利益をもたらすために貢献したいと考えています。

 

例文5(新卒向け):強みを具体的に示すと同時に、新しいことも学ぶ意欲を示す

私が貴社を志望した理由は、チーム全員で力を合わせて建物を作り上げる姿に魅力を感じたためです。

 

学生生活では〇〇部の副部長として、メンバー全員が一つになるように話し合いや練習中の声掛けにも力を入れました。その結果、秋季の大会では〇部〇位の結果を残せました。

 

培ってきたコミュニケーション能力を役立てながら、新たに必要なことも次々と覚えます。

貴社での施工管理の仕事を通じて、年代の違う職人さんやお客様など多くの方と関わる中でより多くの建築に携わりたいです。

 

そこで、未経験者を積極的に採用し、人材育成に力を入れている貴社でチャンスをつかみたいと思い、今回志望しました。

 

NG例文1:他社の悪口を書いてしまった

私が貴社を志望する理由は、以前お勤めしていた会社に比べて業務時間が少なくて業務量が適正だと感じているからです。

 

施工管理の仕事にやりがいを感じていましたが、前職の会社はサービス残業が当たり前で、体力的に限界で続けることが出来ませんでした。

 

そうした状況から抜け出したいと思ったため、貴社を志望します。

 

NG例文2:待遇面のみにしか触れていない

私が貴社を志望した理由は、大きなビルを数多く建設した実績をもつ貴社であれば、長く勤めることでより一層高い収入に繋がると思ったためです。また、ホワイトな企業と言われており残業時間が少ない点にも魅力を感じています。

 

これまでの部活動などを通じて、何に対しても一番を目指すように心がけてきました。持ち前の集中力で結果を残していきたいと思っています。

貴社に入社した際は、元気に頑張って貢献していきたいです。

 

NG例文3:抽象的な内容になっている

私が貴社を志望した理由は、たくさんの施工実績がホームページで紹介されていたためです。

 

真面目な性格に合っていると思い、貴社の求人に応募しました。

貴社の求人票をみて業務内容に興味があるため、研修を頑張って戦力になりたいです。

 

NG例文4:受け身すぎる表現になっている

私が貴社を志望した理由は、未経験でもたくさんの方が入社されていて研修制度が充実しているとおうかがいしたためです。

 

あまり得意なことがなく一生懸命さだけが自分の良さですが、研修ではしっかり学び成長できるように頑張ります。

 

NG例文5:ユーザー目線になっている

私が貴社を志望した理由は、愛用している美容品がたくさんあるためです。

 

とても人気の商品が次々と発売されるのが楽しみで、他社にはない性能にいつも感動しています。

 

地元にある企業でもあるため、ぜひ貴社に勤められるとうれしく思います。

全力で頑張りますので、よろしくお願いします。

 

書類審査落ちが続いたら、ここを確認しよう!

自分なりに書類を頑張っているにも関わらず、書類審査が通過できていない場合は志望動機だけでなく書類全体を見直しましょう。

 

参考として、履歴書作成において気を付けるポイントを整理しました。

 

ぜひご活用ください。

 

チェックリスト

1)基本情報

 □日付は提出日を書く

 □生年月日は西暦で書く

 □「ふりがな」と書いてあるときは平仮名で、「フリガナ」と書いてあるときはカタカナで書く

 □住所は都道府県から書く

 □住所はマンション名等がある場合は書く

 

2)顔写真

 □縦4cm×横3cmで、3ヵ月以内に撮影したもの

 □スーツを着用している

 □正面を向いている

 □背景がシンプル

 □暗すぎず明るすぎない

 □髪色が明るすぎない

 □清潔感がある

 

3)学歴・職歴

 □学校名や会社名は略さずに書く

 □学歴は高校卒業から書く

 □職歴は入社年度と退社年度を書く

 □現在勤務中の場合は、「現在に至る」と書く

 □職歴を書いた右下に「以上」と書く

 

 ※履歴書の職歴に書かれた年度と職務経歴書に書かれた年度がずれていない

 

4)免許・資格

 □取得した順に書く

 □免許や資格は正式名称で書く

 □複数ある場合は業務に関連するものを書く

 

5)志望動機

 □強みを書く

 □受ける会社を希望する理由を書く

 □仕事への意欲を伝える

 

 ※その他、本記事の事例にて説明したポイントを参考にしてください

 

志望動機の作成に困ったら、プロに相談しよう!

 

基本的に志望動機の使いまわしはやめましょう。

 

応募する企業ごとに特色がありますし、求める人材も異なります。

 

汎用的な志望動機を作って使いまわすと、内容が抽象的なものになったり、薄いものになったりします。

企業側はたくさんの応募者から届く履歴書に触れるので、マイナスの印象に繋がってしまったり、全く印象に残らなかったりと危険です。

 

受ける企業や希望する職種についてしっかり調べた上で、企業毎に志望動機を作成しましょう。

 

ひとりで転職活動や就職活動に臨むと情報不足で最適な志望動機が作れないケースも出てきます。

困ったときには、転職エージェントに相談するのがおすすめです。

 

あなたの強みが伝わる志望動機になる

意外と自分の強みには気づけないものです。

 

プロの方に入っていただきご自身の経験について棚卸しをすることには、大きな価値があります。

 

きっとあなたの強みをたくさん発掘して、その中からどの強みをアピールすべきかアドバイスをもらえます。

 

志望動機以外のところもチェックしてもらえる

転職エージェントは、志望動機以外のところについてもアドバイスしてもらえます。

 

エージェントごとの会社方針や担当者の考えによって書類の添削方法も異なります。

 

添削へのスタンス

  • 基本的には添削しない
  • 受ける企業の傾向に合わせて添削してくれる
  • 全てに対して全力で添削してくれる

 

添削方法

  • メールやLINEで修正点を伝えてくれる
  • オンライン等の打ち合わせで修正点を伝えてくれる
  • エージェントが修正してくれる

 

ひとつのエージェントが自分に合わなかったからと言って「ひとりで転職活動を頑張ろう!」と判断するのはもったいないです

 

最短距離で内定を得よう!

最短ルートで内定を得るためには、結果を出せる相談先に出会うことが大切です。

プロに相談しているのに何度も書類審査で落選しているときは、相談先を変えましょう。

 

求人の締め切りや履歴書持参での面接を近く予定しており、「急いで添削してほしい!」という場合には、公式ラインよりご連絡ください。

その状況で相談にのってくれる転職エージェントもありますし、書類添削を得意とする相談先もあります。

 

あなたの状況にぴったりの相談先をご案内致します。

 

 

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