![施工管理の仕事はやりがいと充実感抜群!転職経験者が体感している魅力を紹介!](https://watashi-no-shigoto.jp/wp-content/uploads/2024/02/施工管理の仕事_魅力とやりがい.png)
建設業界は、年々働きやすい環境が整ってきている業界です。
特に、次のような国の施策によって働く環境が改善されています。
- 時間外労働の割増率の引き上げ
- 時間外労働の上限規制
法律の適用には準備期間(猶予期間)もあるため、改善の過渡期です。
そのため、口コミサイト等では良い意見も悪い意見もあり、ばらつきが大きい業界となっています。
こちらのサイトでは、施工管理経験者が感じている「施工管理の魅力とやりがい」を紹介しています。
ぜひ、就職活動や転職活動の参考にされてください。
施工管理経験者に聞く、施工管理の魅力とやりがい
施工管理の仕事は、建設現場等で工事全体を管理し、工期(納期)に作業が終わるように進めていく仕事です。
工事そのものを直接行う立場ではありませんが、工事を進める際の重要な役割を担っています。
施工管理経験者が感じている仕事の魅力ややりがいを紹介します。
① 建物や設備が出来上がると、達成感を感じる
建物や建築物が出来上がった際の喜びはとても大きく、達成感や充実感を感じます。
施工管理は、何もない場所に新しい建物などを創る仕事です。
決して楽な仕事ではありませんが、設計図通りの物が目の前に出来上がる瞬間は、本当に感動します。
工期を終えて、ピッカピカの状態を見られるのが大きなやりがいです。
② お客様に直接お褒めいただくと、やりがいを感じる
工事を終えた際に、建築物を発注してくださった建築主(施主)の方から感謝されると、とてもやりがいを感じます。
現場によっては、施主より直接うれしい言葉を伝えていただけるので働き甲斐があります。
③ 職人から信頼してもらえると、うれしい
職人の方々は、自分自身の作業に集中して役割を全うするのが仕事です。
前後の工程や周囲で作業する職人とうまく連携を取れたり、必要な部材や資材が必要なタイミングで揃っていたりすると、職人の皆様のストレスが大幅に減ります。
職人の皆様がストレスなくスムーズに業務に集中できる状況を作ることで、施工管理者の業務に対する信頼感も高まります。
職人の方々としっかりコミュニケーションを取れて、指示により円滑に業務が進むと自分自身もうれしく、褒められると充実感を感じます。
④上司から仕事を評価してもらえると、充実感を感じる
現場で仕事をしている先輩社員や上司を見て、教わり、出来る業務が少しずつ増えます。
その際、仕事の成果や技術的な熟練具合を指導者や上司から直接評価されると「頑張ってきて良かったな」と、充実感と感謝の気持ちでいっぱいになります。
⑤スキルアップにより給料が増える
業務に慣れて無駄なく円滑に仕事を回せるようになると、担当できる案件の規模も大きくなります。
担当する業務範囲が広くなると、給料が上がる機会も増えます。
自分の努力や成果が年収に反映されるのは、とても充実感を感じます。
⑥ 資格を取得すると、より大きなプロジェクトに携われる
施工管理の資格には7種類あり、それぞれ2級と1級があります。
1級建築施工管理技士になると、管理できる工事規模の上限が無くなり、大規模工事を扱えるようになります。
努力と成果の積み重ねにより学科試験と実務経験を経て資格を取ることが出来、プロジェクトの選択肢が広がります。
プロジェクトの選択肢が広がると、年収800万円や1,000万円などの高収入を目指せたり、転職にも有利になるなど良い事がたくさんあります。
⑦高齢になっても出来る仕事なので、安心できる
施工管理は、若いときだけしか出来ない仕事ではありません。
近年、定年も65~70歳まで引き上げる動きがあり、一度スキルを身につけると職にあぶれる可能性も低く、安心できます。
⑧転職やフリーランスへの道など選択肢が増える
会社に所属せずに、案件ごとに契約を結ぶスタイルの働き方も可能です。
施工管理技士としてスキルや経験があれば、独立しても受注を見込めるため、まずは実績を積みましょう。
建築業界の職業は、成果が実在する建築物として残るため、実績を示しやすい職業のひとつです。
年を取ったときに受注する案件数を制限したり、力仕事のところは若い方にお願いして負荷を減らすなど、自分自身の体調や時間をもとに負荷を調整しているベテランのフリーランスもいます。
⑨残業時間が多すぎなくて、プライベートな時間も確保できる
建設業界でワークライフバランスを取りつつ仕事をするなら、大手へ就職する方法と独立する方法があります。
経験が浅いうちは、独立しても仕事を得られない可能性が高いため、ワークライフバランスを優先するなら大きな会社で施工管理職に就きましょう。
法律の改正によって、各社しっかり休めるように調整されています。
中でも、法令順守意識が高くて変化に順応できる大手企業から改善が進んでいる傾向です。
大手のゼネコンや施工管理の社員がいる企業では、次のような声があがっています。
- 以前は月の残業が100時間超えていたが、今はしっかり帰れるようになった
- 少なくとも月に8日はしっかり休める
- イレギュラーなときのみ休日出勤が発生する
自由に好きな時に休むというところまでは難しい状況ですが、施工管理に限らず自由に休める仕事は少ないものです。
少なくとも週休2日しっかり休めて、残業時間が月20時間以内もしくは40時間以内で稼げる仕事を探している方に人気です。
⑩育休を取れて、子育てにも注力できてよかった
業界に先駆けて女性技術社員を積極的に採用を進めている企業では、法改正前後(2018年と2022年の比較)で2.4倍の女性技術員が産休・育休から復帰しています。
大手の施工管理職で育休から復帰された方々の声を紹介します。
- 育休を取れて、その間も収入が得られたので良かった
- 復帰後は施工管理からCADオペレーションに変更してもらえた
はたらきやすい社会を目指して、柔軟に対応してくれる企業が増えてきています。
大手企業が先行して、産休や育休の取得率向上にも取り込んでいます。
育休や産休を優先する場合は、会社情報を確認して、これらの休みをしっかり取れる会社に転職しましょう。
施工管理に魅力を感じている人が選んだ会社の特徴
約47万社ある建築業界の会社の中で、しっかりと自分に合った会社を選ぶことが大切です。
特に、未経験で建築・建設業界に飛び込む方には、次の点を確認して転職活動を進めましょう。
研修が充実している
施工管理は、安全の確保と工期内の業務遂行のために、いろいろな技術が求められます。
マネジメント要素もあり、書類もたくさん作る仕事です。
職務内容が幅広いため、研修が充実しているところを選ぶのがおすすめです。
例として、研修では次のようなことを学べます。
- 一般的なビジネススキル
- 専門的な知識
- 日常の業務の中で専門的な業務を実践する力
最初から、しっかりお休みを取れる
施工管理職は、経験を積み資格を取ることでワークライフバランスを実現しやすくなる傾向にあります。
さらに、法律の改正により「始めからしっかり休める会社」も存在し始めています。
今後、入社後に始めからしっかり休める会社が業界内にさらに増えていくと予想されます。
休日の多さや残業の少なさを優先される方は、求人票だけでなく直近その会社に入られた人の口コミなども確認して、始めからしっかり休みを取得できる会社を選びましょう。
案件が充実している
社内に抱えている案件が豊富であればあるほど、個々のキャリアの選択肢も得られます。
キャリアアップを期待して施工管理職を目指す場合は、次のような会社を選びましょう。
- 大手の総合建築企業でたくさんの案件を請け負っている
- 多くの総合建築企業から案件を請け負っている
自分に合った施工管理の会社を選ぶ方法
施工管理は、教育方法やキャリア形成の選択肢が会社によって大きく異なります。
また、同じ会社であっても人によってキャリアアップのスピードや働き方には違いがあります。
どのような会社や選択肢があるかを知ることで、自分自身が転職活動に何を求めているのか想像しやすくなります。
まずは、施工管理者を募集している会社について特色を知るところから始めてみましょう。
転職活動で大切にしたいことを考える
今回の転職活動で、大切にしたいことは何ですか?
例えば、次の項目の中で大切にしたいものはどれか考えてみましょう。
- 勤務地
- 年収
- 残業や休日の在り方
- 資格
- 業務内容
- やりがい
全てを今すぐ手に入れることが難しくても、段階を踏むことで、最終的に全てを手に入れられる道が見つかるかもしれません。
大切にしたいことを実現できる会社を探す
「今、譲れない条件」や「これからの手に入れたいもの」について考えたら、それらを実現できる会社を探しましょう。
日本の中には、多数の企業があります。
中でも建設業界、建築業界の会社の数は膨大です。
条件面における希望、自身の年齢やスキルに合わせて、選べる選択肢を確認して納得のいく転職活動にしましょう。
会社選びはプロに相談するのがおすすめ!
最終的に決断するのは、あなた自身です。
ですが、あなた自身の転職の軸(転職活動で大切にしたいこと)を一緒に考えてもらえたり、必要なときに求人を出している企業の特色を教えてもらえたり、全力でサポートしてくれるプロがいます。
情報はあればあるほど、武器になります。
ぜひ、自分にぴったりの相談先を見つけて、より良い転職活動にしましょう。