![あなたは施工管理に向いている?向いてる人の特徴と他の職業から転職した人の体験談](https://watashi-no-shigoto.jp/wp-content/uploads/2024/05/3ebd038688f5217eb08604bcc2cb8312.jpg)
毎年、たくさんの方が様々な職業・職種から施工管理になっています。
他の職業から施工管理へ転職する際、「ちゃんと続けていけるだろうか?」「自分に向いているのかな?」と気にされる方が大変多いです。
あなたも次のような疑問をもっていませんか?
- 施工管理に向いているかな?
- 「施工管理が合っている」と言われたけど、本当にそう?
- 「施工管理はきつい」って聞いたけど、本当にそう?
- どんな人が施工管理になっているのかな?
- どのような人たちと仕事をするんだろう
本記事では、これらの疑問にお答えします。
ぜひ記事を読みながら、あなたが施工管理に向いているか確認してみてください。
それでは早速、解説します。
目次
施工管理に向いている人の特徴 ~必須編~
施工管理に向いている人の特徴はたくさんあります。
その中から厳選して「最低限、これがあれば十分やっていけます!」という2つを先にお伝えします。
「聞く」力と「話す」力がある
施工管理者は現場で働く職人や設計士、施主や他の施工管理者など、たくさんの人々と仕事をします。
工事が完成日に間に合うよう計画を立てたり、トラブル発生時に対処したりするのが仕事です。
施工管理は人や物の間に立ち、調整・管理を行う仕事なので、どちらかというと「先導してくれるリーダー」をイメージする方が多いかもしれません。
しかし、実際には様々なキャラクターの人たちが活躍しています。
例えば、次のようなタイプの施工管理者がいます。
- 力強く先導してくれる人
- 穏やかに寄り添ってくれる人
- フレンドリーで話しやすい人
- 丁寧な仕事をする人
- とにかく仕事熱心な人
- 説明や指示が分かりやすい人
そして、うまく仕事を回せている施工管理者には共通点があります。
「しっかり人の話を聞いてくれる」という点です。
人の言葉や意見をしっかり聞き、聞かれたことや必要なことを自分の言葉で話せる。
そのような人々が、作業者やお取引先と良い関係を築けています。
「聞くこと」「話すこと」を大切にできる人、興味をもっている人、磨いていきたい人などが施工管理の仕事に向いているでしょう。
自分の成長のために「努力できる」力
施工管理の仕事は大変奥が深いのです。
7種類の国家資格から成り、その分野はとても幅広くなっています。
ひとつの分野のスペシャリストとして知識や経験を深めていくことも出来ますし、複数の分野について学び、大きな工事に広く関わっていくことも出来ます。
どちらの場合にも、積極的に学び、実践へと落とし込む力が必要です。
1つの資格取得を目指す方は最短で3年ほど、次々と上位資格の取得を目指す方は10年・20年かけて勉強し成長し続けています。
そのような業界・職種なので、ルーティン作業を求める方よりも、次々と目標を見つけてキャリアアップしたい方に向いています。
特にこれまで、学業や部活動、仕事、趣味、子育てなどを通じて、努力してきた経験があったり、努力する方法を知っている方にぴったりです。
施工管理に向いている人の特徴 ~あるともっと良い~
こちらの章では「聞く・話す」「努力できる」以外に、もっと細かく施工管理に向いている人の特徴を紹介します。
よりたくさんの情報に触れて「自分が施工管理に向いているか」判断したい方に、お役立ていただけますと幸いです。
まるで自分が働いているかのようにイメージできるはずです。
もしも、今の時点ですでに「自分は施工管理に向いている!」と感じている方は、「わたしの仕事」の公式ラインにてプロに相談しながら、エントリーする会社を探し始めるのも良いでしょう。
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体力的にタフである
施工管理は外回りのある仕事です。
朝8時に就業開始となっている現場が多く、会社によっては就業開始前には到着し、掃除などを行う場合があるようです。
最初の現場の仕事が終わると次の現場へ移動し、一日に複数の現場を回ることもあります。
現場に足を運ぶ理由は、予定通りに工事を進める目的で指示を出したり、書類を作るために情報を集めたりするからです。
タフさが求められます。
責任感が強い
施工管理者は工事の計画や予算、安全対策などを担当します。
完成まで一連の工程に携わることで、工事の成功に大きく貢献できる職業です。
「工事を最後まで完遂しよう」「皆が働きやすい環境を作ろう」など自分なりに目標をもち、責任感をもって仕事をやり遂げる方は施工管理に向いています。
決断力がある
施工管理者は様々な場面で人から頼られ、決断を求められます。
資材や機材の納期調整やトラブル時の対応に走り回ったり、天候による影響や設計ミスの発覚など工事現場に影響するあらゆることに対して対応しなくてはなりません。
答えがない状況や前例がない中でも決断するスキルが必要です。
そして、ひとつひとつの判断について、自他ともに納得感を得られるよう説明できる方は周囲の人々から頼られます。
課題や問題を解決したことがある
なるべく少ない資本で大きな成果を残すために、業務を効率化するのも施工管理者の役割です。
これまで個々の施工管理者がアナログな方法で、地道な努力によって工事を完遂してきた背景があります。
そのため、業界全体として次のような課題を抱えています。
- 管理する業務が多い
- 作業者への情報共有が大変
- 情報の正確さにばらつきがある
- 紙での伝達や書類作成の手間がある
- 情報が散らばっていて原価管理が難しい
業務改善が求められる状況なので、課題に気づき解決へと導く実行力がある方は、施工管理職で活躍できます。
目先のトラブル対応に留まらず潜在的な課題にもアプローチを図ることで、自分自身の業務も楽になっていきます。
同時に複数の仕事を並行して行える
一日に複数の現場を回る施工管理者もいます。
例えば新築する戸建て住宅の施工管理者は、同時並行で複数案件に対応します。
日々の業務において、一方では書類作成を進めながら、もう一方では現場に対しても指示を出すなど、同時・同日に処理していく業務がたくさんあるのです。
予定外で相談や決断を求められることも出てくるでしょう。
例え急なトラブルがあっても、すでに取り掛かっている業務や他の案件を止められるとは限りません。
都度、優先度を見直して順に対応したり、スケジュールや人など計画変更できるところを調整し、同時並行で業務を進める場面が多々あります。
マルチタスクに自信のある方は、施工管理に向いているでしょう。
リーダーシップがある
自分に合った方法でリーダーシップを取れると、現場の方々からの信頼を得られます。
リーダー経験のある方やチームをまとめて仕事をしてきた方は、施工管理に向いています。
もしも過去にリーダー経験がなくて施工管理職に興味があるなら、リーダーシップやマネジメントについての本を読むのもおすすめです。
「どのように全体計画を個々のスケジュールに落とし込むか?」「異なる意見の方々をどのようにしてまとめるか?」など、実践的なところで役立つことでしょう。
相手が人なので、返ってくるリアクションや表現方法、考え方も様々です。
施工管理やリーダー未経験の方でも、臆することなく様々な方とコミュニケーションを取ることで、自分なりのリーダー像が見えてくるかもしれません。
まずは一歩踏み出してみましょう。
臨機応変に対応できる
天候や不測のトラブルにより工事が中断することもあります。
その場合は、協力会社や施主、資材を発注している業者等、社外の方々と連携を取ります。
穏便かつ迅速にスケジュールを連絡し、早い段階で先回りして動くことによって被害を最小化できるのです。
フットワークを軽く保ち臨機応変に対応すると、人との連携を取りやすくなり仕事が円滑に進むでしょう。
どんなときにも笑顔を絶やさない
トラブル時に施工管理者が不安な表情をしていると、現場にも伝わってしまいます。
そのため苦境に立ったときこそ、いつも通りにコミュニケーションを取って平常運転することが非常に重要です。
いつも通り、もしくは笑い飛ばせたり、自然な笑顔でいられる人は各方面より頼られる傾向があります。
無理に笑う必要はありませんが、心に余裕をもつ努力はしていて損はありません。
困ったときに人を巻き込める
どれだけ経験を積んだとしても分からないことは出てきます。
特に施工管理の仕事は「人にお願いしてまわることで、全ての仕事が進む」と言っても過言ではありません。
分からないことはもちろん、分かっていることでも慢心せずに都度確認することが大切です。
困っているときに早めに手を上げると、助けてくれる仲間も出てくるでしょう。
悩みをひとりで抱え込みすぎることなく、頼り頼られながら仕事を進めるのがおすすめです。
施工管理が向いていない人
施工管理に向いている特徴がいくつか当てはまっていたとしても、こちらの章でお伝えする特徴が当てはまっている人は、他の職業を検討するのがおすすめです。
定時上がり希望で残業は絶対にしたくない人
絶対に残業したくない方や、残業できない環境にいる方は、施工管理職を続けるのは難しいでしょう。
雨天やトラブルによって、仕事量が納期前に集中してしまうと残業しなくてはなりません。
時間的な負荷が多少あっても頑張っていけるなら施工管理はおすすめです。
そうでないなら選択肢からはずしましょう。
ちなみに、残業が少ない職種は次の通りです。
- 法人向けの営業
- 事務職
- 販売職
法人営業は企業の定時時間内にアプローチする会社がほとんどなので、残業は少なくなります。
事務職や販売職の中で開店閉店時間が決まっている店舗も残業は少ないようです。
ひとりで黙々と事務作業に専念したい人
ここまでお読みいただき既にお気づきかもしれませんが、施工管理職は黙々と事務作業を行う職業ではありません。
人との会話が必要で、外回りもたくさんあります。
マネジメント職や営業職みたいな一面のある事務職です。
そのような一面を受け入れられない方は、施工管理職を避けましょう。
黙々と作業する仕事には、次のような職種があります。
- 一般事務
- 製造
- 警備
- ビル管理
選択肢は色々ありますから、無理のないものを選んでいきましょう。
入社後に「向いているな」と体感している人々の声
こちらの章では、転職後に「施工管理が自分に向いている」と感じた方々の声を紹介します。
施工管理へ転職した方の前職は、本当に様々です。
ぜひ参考にしてみてください。
営業から施工管理へ
受注から施工まで手掛けるスタイルが魅力的(兵庫県、30代男性)
前職は営業です。
これまでの経験を活かして転職しようとすると、同業界の営業職になってしまうため転職自体を辞めるべきか迷っていました。
そんなときに施工管理の仕事を知り「受注した工事の管理から施工まで一貫して手掛けるスタイル」に魅力を感じました。
最初から最後まで責任をもって取り組めるので、やりがいを感じています。
営業と似ているところも多いので違和感なく働いている(東京都、40代男性)
もともとリフォーム会社の営業をしていました。
働く中で建設業界や施工管理の仕事についても知るようになり、知り合いに声をかけてもらって施工管理に転職しました。
営業と似ているところも多いので違和感なく働けています。
むしろ何かを買ってもらうために走り回るとかではないので、営業のときよりも楽に感じるくらいです。
想像以上に営業のときのスキルを活かせる反面、施工管理としての経験が積みあがるまでに時間がかかりそうだと感じています。
店舗での販売職から施工管理へ
勤務時間帯が短くなった(福岡県、30台代男性)
接客販売をしていましたが、あまり長く勤めている人がいなくて転職を考えました。
前の職場で将来に不安を感じている中、施工管理で内定が出たことと、面接官が優しかったことから入社しようと決めました。
結果的には満足しています。
残業時間も減って勤務時間が短くなって体調が良くなりました。
資格も取れたので定年まで勤めあげようと思っています。
一般事務職から施工管理へ
給料があがって良かった(東京都、20代女性)
事務(派遣)で働いていましたが、正社員で働きたくて施工管理になりました。
まだ仕事では分からないことも多いけれど、事務のときに比べてすでに給料が上がりました。
年収で考えると…1年で100万円くらいは上がったと思います。
職人さんも案外優しくて続けられそうです。
夜職から施工管理へ
施工管理になり安定して働けるようになった(神奈川県、30代女性)
コロナでお客様が減ってしまったため水商売と昼職のかけもちで働いていて、もともと結構大変でした。
はじめは建設業界の営業になったのですが声をかけていただき、施工管理へと異動することになりました。
水商売に比べるとやっぱり安定しています。
今いる会社での営業のころに比べて、施工管理は仕事の範囲も広く使命感もあります。
今のところ転職は全く考えていません。
水商売は稼げるけれど、また不況になったときに今よりもっと年を取っていたら転職できないかもしれないからです。
製造職から施工管理へ
資格を取りながら自分の価値を高めていきたい(愛知県、20代男性)
工場勤務で10年近く働いていましたが、AIやロボットによる自動化によって人員が削減されそうだと感じていました。
転職するなら早いほうがいいと聞き、転職活動をスタート。
工場での経験を少しでも活かせるようにプラント業界の施工管理になりました。
扱う物が大きいので安全管理には気をつかいますが、ひとつずつ資格を取りながら業界での自分の価値を高めていきたいです。
いろいろな職業・職種から施工管理になっていることが分かりました。
あなたは今、どのような仕事をしていますか?
「自分と同じ職業の方が施工管理になっているのか?」について、さらに詳しく知りたい方は「わたしの仕事」の公式ラインよりご相談ください。
初めて施工管理として仕事をするなら、腰を据えて力を付けられる会社を選ぼう!
施工管理職未経験なら、研修が充実している会社への転職がおすすめです。
研修がしっかりしている会社は、離職率が低くなっています。
中でも「座学研修後に実務に入れる会社」がおすすめ!
施工管理の仕事は、職人や現場作業者が気持ちよく働けて、工事全体が円滑に進むようにサポートする仕事です。
そのため、仕事を通じて多くの人から色々な情報が入ってきます。
入ってきた情報をどのように扱うのか、そこを誤ってしまうと知らないうちに法律に触れてしまうケースもあります。
特に未経験の場合はそのようなリスクを避けながら、安心して施工管理の仕事をスタートできる会社がおすすめです。
例えば、ビジネスマナーや施工管理の仕事の基本的なところから研修をスタートしてくれる会社が該当します。
座学による研修から始まる会社の中で、お気に入りの企業が見つかるとベストかもしれません。
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ひとくちに施工管理と言ってもたくさんの会社があります。
例えば、次のような分野の会社があります。
- ゼネコン
- ハウスメーカー
- リフォーム
- プラント
ゼネコン(総合建設業)の他に、得意分野に絞って事業を展開している会社があるのです。
そして各分野において、中小企業から大手企業まで存在しています。
その中から次の点をなるべく多く満たす会社を選ぶと、自分に合う会社に転職できます。
- 未経験でも入社できる
- あなたが求めているものを得られる会社
- 企業側もあなたに入社してもらいたいと感じているような会社
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